がごめ昆布とは?特徴・栄養・効果

がごめ昆布とは?

がごめは、昆布の仲間です。

表面が凸凹で「かごの目」のようなところから

「がごめ昆布」と呼ばれるようになったと言われています。

正式な名前は「がごめ」で、

褐藻コンブ目コンブ科トロロコンブ属に分類されます。



デコボコ?

「がごめ」の外見の一番の特徴は、

葉の全面に見られる籠紋状の凹凸紋様(おうとつもんよう)です。

葉は長さ3m、幅20~50cmにもなり、

一生このデコボコ模様は消えません。


がごめ昆布はどこで獲れるの?

分布範囲は渡島小島、 福島町から

函館、鹿部、室蘭と

東北地方の北部です。

函館市周辺が最大の漁場ですが、

採れる量も少なく

希少価値の高い昆布です。

尾札部町は、古くから献上昆布の産地であり、

「天然」がごめ昆布の産地でもあるのです。


がごめの「とろみ」

がごめの特徴であるとろみの主成分は

良質の水溶性粘性多糖類または水溶性食物繊維

「フコイダン」 「アルギン酸」 「ラミナン」で、

中でも、フコイダンの含有量は

ほかの昆布と比べても2倍以上とされています。

これらの栄養素が健康と美容の維持に役立つとされ、

さまざまな用途での活用が進んでいます。


がごめ昆布のパワー


がごめ昆布に含まれる栄養素は、健康維持や、美容に良いとして、注目されています。具体的には、

アルギン酸には高血圧の抑制や腸内の不要物の排出に効果があり、

ラミナランは肌の保湿効果や血管内の血栓を溶解する性質があると言われ、

ダイエットや生活習慣病の予防に適しているようです。

また、特にガゴメ由来のフコイダンには、抗がん作用、免疫機能の向上作用、

高血圧・高脂肪化抑制作用などがあると言われています。


とはいっても、がごめ昆布は、薬ではありません。

効果を得るためには、長く、毎日の食事に取り入れていくことが大事なのです。